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2007年11月05日 17:05に投稿されたエントリーのページです。

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『涙魚』はどうして日本のマンガ専門家の心を打たないのか?

初のオリジナルマンガコンテスト賞獲得作品に対して、中国側と日本側の審査員の意見が不一致

 『ドラゴンボール』『テニスの王子様』等を知っている若者なら絶対に日本の有名な出版社“集英社”を耳にしたことがあるだろう。昨日午後、集英社のメンバーが、浙江工商大学を訪れ、全国初のストーリー型オリジナルマンガコンテストの賞獲得選手に賞を贈呈し、評価を行った。意外だったのは、スケジュール上の金・銀・銅賞の贈呈が終わった際、集英社は、2つの「集英社特別賞」を2名の銀賞獲得者に渡した。作品にコメントする際には、金賞作品は、銀賞作品の後であった。業界関係者は、集英社が審査に参加した際、「金賞作品は、“説教”の部分が多く、エンターテイメント性に欠ける」と考えていたという。
 浙江人民美術出版社副社長である朱衛国氏によれば、審査段階で、中国側の審査員と日本の集英社の審査員に、3名の並べ方に違いがあったという。国内では、マンガの題材を評価する時、思想性、教育性等を結合する。これも『涙魚』が中国の審査委員から他の作品よりも高評価を受けた原因である。しかし、集英社が見ると、中国側が高評価を与えた金賞作品は、「エンターテイメント性を帯びた教育の題材」に過ぎず、本当の意味でのマンガ作品ではない、とのこと。
 「私は涙を流しながらこのマンガを書き終えた」と金賞マンガ『涙魚』の作者である林敏氏は話した。ストーリーはエコを題材にしており、若い大学生と科学者が、長江で“涙を目にためた”魚を発見し、これを絶滅間近の古代の魚と認識して、力を尽くしてこの“涙魚”を探すが、最終的には、これは水源に汚染された変種の魚でしかなかった・・・というもの。
 一方で、銀賞作品『新神筆馬良』は、全く正反対の作品である。馬良は、手に、欲望を満足できる“神筆”を持っており、馬良の兄は、手に悪を代表する“判官筆”を持っている。“神筆”をめぐり、彼らは様々な欲望に遭遇する、というもの。
 少年ジャンプの編集長、佐々木尚氏が、6位までの作品にコメントする際、コメントの順序は、2作の銀賞作品「新神筆馬良」と「大法師」が先、金賞作品「涙魚」が後で、それから銅賞作品であった。
 「『涙魚』の作画技術は悪くない、エコをテーマにした作品だ」と佐々木氏は話した。しかし商業マンガの出版社からすると、エコは非常に厳粛な問題で、この作品は、せいぜい「エンターテイメント性を帯びた教育の題材」でしかなく、マンガは市場の要素を考えなければならない、という。「中国の悠久の歴史には、題材に選択の余地がたくさんあるはずだ」とも話した。

 「中国のマンガ家は、自己傾倒が過ぎる。事実、読者が好むものかどうかを考える必要があり、商業化の路線を考えなければならない」と「漫友」雑誌社の副編集長張茜氏。今回のコンテストの作品で、新人の注目点はあったものの、“雑誌への掲載”には距離があった。しかし全員が、集英社の評価が100%正確だとは考えているわけではない。一部の作品は、国情の理解と結びつけなければならない。文化の違いを、日本の審査員が理解するのは、比較的困難で、一部作品がランキングに入らないという事態になった。


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(11月5日 今日早報)

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