昨日、「杭州市道路交通安全管理条例」(以下「条例」と略)が、市人市人大常委会で表決、通過し、省人大常委会での審議、許可の後実施される見込み。その中でも、自動車、電動自転車の数量制限に関する「方案の提案」に関しては、影響力が大きく、争議も多いので、市人大常委会の認可を得ることができなかった。
○キーワード 自動車数の制限
杭州はしばらく自動車数の制限を実行せず
市政府が、市人大に審議を申請した「条例」(草案)では、「市人民政府は、道路交通状況と車両所有量の状況に基づいて、市区である上城区、下城区、江干区、拱墅区、西湖区と濱江区での自動車、バイク、人力三輪車、電動自転車の登記に関して総数の制限を実行する」とある。
市人大法制委員会の関連委員は、「条例」(草案)が提出した車両総数制限の問題は、社会的影響が大きく、この問題に関してはさらに研究する必要があるとの認識を示した。意見を求める中で、省人大常委会法工委と立法咨訊委員会も類似した意見を提示した。
最終的に表決、通過した「条例」はこれを、「公安期間交通管理部門は、道路状況と車両の保有量状況に基づいて、道路交通量の制限を実行できる」に改めた。
いわゆる「数量の制限」とは、実際に車両のナンバーに制限を加えることで、一般市民にとって、最も直接的な影響は、ナンバー費用の問題にかかわってくる。ここ数日、上海メディアの報道がこの問題を説明している。
「今月20日に行われた上海市10月の自家用車のナンバーオークションで、上海ナンバーの落札価格は初めて5万元を突破し、51000元となった。9月の49631元の最高記録が再度更新された。
今年6月、上海のナンバープレートは47711元の平均落札価格で、2004年4月の45952元の平均最高価格を書き換えた。ナンバーオークションに注目している上海の新車オーナーを驚かせたのは、半年もたたないうちに、3度も最高記録が更新されたことである。データによれば。今年すでに終了した10回のオークションの平均落札価格は全て4万元以上とのこと。」
1枚のナンバープレートの値段が、車の値段を超えてしまった。杭州でも数量の制限を実行し、自動車のナンバープレートを有料にしたならば、杭州人にとって、このような日が訪れるのもそれほど遠くないかもしれない。
まだ市区で偶数奇数番号通行を実行する考えはない
人大常委会で通過した「交通量の制限」については、実際誰もが知っているだろう。杭州市交通支隊の関係責任者によれば、「左折の禁止、一方通行、偶数奇数番号通行」このような方法が考えられるという。
西湖景区が最近実施した土日の偶数奇数番号通行が、典型的な交通量制限措置である。交通部門は、景観区に入る車の番号に制限を実行し、景観区の交通の流れを保障する目的を達成している。実行状況から見ると、景区の交通渋滞の状況は明らかに良くなった。
市区で交通量の制限の実行が許されている以上、今後、市区の交通に異常な渋滞が出現し、一方通行、左折禁止などの措置の結果が良くない場合、市区で運転する車に、偶数奇数番号通行を実行する可能性はあるのだろうか?
交通支隊の関係責任者は、「景観区では、偶数奇数番号通行を実施し、効果は悪くなかったけれども、交警機関が市区で偶数奇数番号制限を実行するつもりはない」と話した。これは、主に、偶数奇数番号通行は、市民の外出への影響が大きく、半分の車が道路を走ることができなくなる。景観区の一定の特定区域で、臨時的に実行することはできるが、市区の道路で常時このように管理すれば、市民への影響は非常に大きくなるからである。
しかも、この責任者によれば、ナンバープレートを有料にしていない状況で、市区で全面的な偶数奇数番号通行を実行すれば、お金を払ってでも、逆の番号の車を買おうとする可能性がでてくる。これは、資源の厳重な無駄使いであるだけでなく、市民の生活の質にも影響を及ぼし、「和諧社会」建設の環境とも相容れない。
キーワード:電動自転車
電動自転車スピード違反に罰金50元
「条例」では、電動自転車の運転は、国家が規定する運行時速を超えてはならない、規定に違反したものは、公安機関交通管理部門により50元の罰金に処する、と規定している。
この規定を増やすのは、委員が示すように、「現在電動自転車の違法走行状況が比較的突出しており、特に国家が規定する設定時速を超えての走行は、道路の安全に多くの隠れた危険を作り出しているため、立法することで、電動自転車の走行管理を強化する必要があるから」である。
杭州市は、数年の建設的発展を通じて、区の面積が数倍にも拡大した。しかし都市の成長速度は、車両の増加速度には及ばない。統計によれば、現在杭州市の電動自転車の数量は、すでに63万台近くにもなり、しかも毎年10万台の速度で高速増加しているとのこと。
現在市では、原付化した電動自転車が多く、車体の重さ、速度ともに、業界基準と国家が定めるナンバープレートを獲得できる基準を超過している。一部電動自転車の速度は、60キロにもなっている。国家の規定では、電動自転車の速度は最高でも20キロ内に限定されている。
杭州質監部門は、近日電動自転車の生産企業のサンプリング調査をし、その結果、16社のうち、14社の電動自転車が、品質上不合格で、それは調査企業の90%にも及んだ。これらの商品は、主に、ブレーキ性能で基準を満たさず、車体全体の重量や反射器、ラッパ等が鋭敏ではない等の不合格の状況が見受けられた。杭州の某企業の責任者である沈氏によれば、電動自転車の重量と走行速度は関係しており、重量超過は、車両の運動性能を増長させ、走行中の危険も高まるとのこと。
電動自転車が新「道路の殺人者」に
杭州交警支隊がここ3年の事故をまとめた中で、電動自転車の事故が急速に増加し、事故多発する群体、事故の新しい増加点となっていることに言及している。
統計によれば、今年の1月から9月まででで、杭州市交警支隊による電動自転車の取り調べ量は165105件にも及ぶ。その内、電動自転車による道路上での交通事故で68人が死亡しており、去年同時期よりも27人増加、増加率は68.85%にもなるとのこと。まもなく終わる10月で、杭州ではすでに4件の電動自転車の死亡事故が起きている。
杭州交警支隊の責任者が、記者に語ったところでは、電動自転車が起こした事故のうち、最も多いのが、電動自転車の速度が速すぎ、ブレーキ設備が悪いため、歩行者や車とぶつかるというものである。
しかし、電動自転車の走行中に普遍的に存在するスピード違反をどう監督するかについては、交警も比較的頭の痛いことである。道路上で勤務する警察官が、記者に伝えたところ、電動自転車の速度測定は、交通警察の目測に頼るしかなく、「電動自転車は、見た目速いが、しかし、自動車のように専門の測定機器があるわけではなく、具体的な速度がいくらなのか、確認するすべがない」という。
このため、この法律の実施後、いかに取り締まるかが、交通部門が考慮する問題になるであろう。
キーワード “都市慢行”
「条例」で、区、県(市)人民政府が、“都市慢行”の交通システムの研究を強化し、公共交通の発展を即し、かつ優先し、大衆が外出上での安全、順調、便利さを保障すべきことを規定している。
“都市慢行”は、歩行者の交通と非自動車の交通の総称で、簡単に言えば、歩行者の歩行と自転車、電動自転車の通行を指す。市交警によれば、交通量からみると、杭州は現在やはりこの“慢行”交通が主流となっている。
河道の区画整理で、“慢行”交通も考慮されている。5年内に、杭州では、50億元を投入し、総合的に291本の河道を整理、保護、開発する予定である。関係機関は、条件の比較的良好な河道の傍に、自転車、歩行者道を設置する。たとえば、余杭塘河の区画整理で、2.5メートルの遊歩道を残した。この広さでは、市民が自転車に乗るのにも便利である。遊歩道の両側には、7、8メートルの木が植えられ、今後木の下を通り、自転車に乗って、西渓を出発し、余杭塘河に沿って、運河傍まで行くことができる。
今後の杭州
自転車のレンタルポイントを設置
杭州市政府は、現在“都市慢行”システムの計画の編成に着手しており、市民のために非自動車と徒歩の方法での外出及び公共交通優先を便利化し、来年実施予定である。
“都市慢行”システムの大部分は、非自動車システムと徒歩システムの2つに分けられる。市建委は、システムの中で、減速路の幅を広げ、減速路と歩道の占用を禁止し、主要道路に自転車の駐車管理を行うことを考慮している。
市城管は、自転車レンタル(公共自転車)を都市の交通システムに導入して、自転車のレンタル市場を育て、さらに政策を定めて、自転車レンタル(公共自転車)業界の発展を奨励することを考慮している。つまり、市民は1枚のカードで、杭州市のいかなる場所でも自転車を借りて、返すことができるようになる。
杭州市交警支隊の責任者は、次のように話した。
「今後道路の区画整理及び改善工事の中で、原則的に、現状の歩道で非自動車が通行する道路を利用した工事を簡単には行わず、一部確実に幅が広く、かつ非自動車と歩行者の通行の要求を満足できる歩道で、路面の材質に対して処理を行う。また条件の適した歩道では、非自動車の停車ラインを造り、違法に非自動車道を占用して停車、荷下ろしの行為を行うものに対して、厳しく処理を行う。また、非自動車での外出を奨励し、自転車泥棒の取り締まりを、治安の常態管理業務に入れる」
他にも、杭州の関連機関は、浙江省城郷企画設計研究院に「杭州市非自動車交通戦略発展計画」の研究、設計を委託している。設計機関は、現代化交通には、地上、地下、自動車、非自動車、歩行者の立体的交通管理が含まれるべきで、「慢行交通」の目的は、速いものをさらに速く、遅いものはさらに快適かつ安全にすることにある、と表明している。
専門家は、最良で最適な外出方法は、高速交通(公共バス、軌道交通、自家用車を含む)と「慢行交通」の組み合わせであるとしている。つまり、将来杭州市民の外出は、短距離内は、徒歩もしくは自転車で素早く到達することができ、中距離では、公共バス、軌道交通で到達することができる。この間は、一種の乗り換え関係で可能である。
杭州は今後都市の中心区以外の軌道交通駅及び公共交通の始発終発駅、地下鉄の中枢駅などの地点に、駐車場の乗換場所を設置し、自家用車、自転車などの駐車及び公共交通への乗換えにより、都市の中心部へ便利になる。現在「駐車乗換中枢計画研究」を制定中であり、予定では、来年の前半には計画が完成するとのこと。
キーワード 駐車場
立体交差橋、高架下に駐車場の開発が必要
「条例」は、歩行者、車両通行に影響しない状況で、公安機関交通管理部門は、行政主管部門と協力して、都市道路の範囲に駐車場を計画できると規定している。
以下のような条件のあてはまるもので、既に計画されている駐車場は、撤去されなければならなない。
・駐車場が歩行者、車両の通行に影響している。
・道路周辺の駐車場(車庫)が、駐車の需要を満たすことができる
さらに多く駐車場所を発掘するために、関連機関は、要件を満たした立体交差橋、高架橋下の駐車場の開発を継続していくとのこと。年末までに、中河立体交差橋南北側橋下に駐車場を設置し、年内は、望江立体交差橋、复興立交橋等の橋の下での駐車場の開発を目指しているとのこと。
杭州はさらに、法に基づいて、流用されている駐車場(車庫)を整理する予定で、20個以上の大型車庫は原則的に全て駐車の用途に全部利用回復されるとのこと。同時に、機関、企業の駐車場を利用し、社会に向けて開放、時間差駐車を試行する予定。
さらに、杭州市は、駐車情報のHPを開発し、杭州市の駐車場(車庫)の情報を整合して、駐車料金・ガイドシステム及び情報プラットフォームを確立、情報の共有を通じて、駐車を便利にするという。
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(11月1日 毎日商報)