2年前の古いスレッドが、どうやってニュースになったのか?
2007年全国主要都市ホワイトカラー給与水準の実際のソースは2005年のスレッドからである。
●2005年10月11日、あるネットユーザーが、とあるサイトのBBSで「他都市ではいくら稼げば、北京での月収5000元の生活を送ることができるのか」というスレッドを貼った。スレッドは、ホワイトカラーについて、全くふれていない。北京で月収5000元の人間が、達成できる生活水準を参考に、同等の生活水準をおくる場合、その他歳で月収がいくら必要かを見たものである。
●2005年10月14日、このサイトの“財経チャンネル”がこのスレッドを転載し、注目を集め、多くのBBSで広く転載される。
●2006-2007年、このスレッドは、各種違ったテーマで広範囲に、転載され流布。
●2007年1月、あるネットユーザーが、このスレッドに編修を加え、「社科院(社会科学院)が2007年全国主要都市ホワイトカラー給与水準を発表」と題を新しくして発表。
●11月2日、別サイトの「今日の話題」欄で、「あなたの給料はホワイトカラーとして十分ですか」という特集が出され、スレッドデータを「北京晨報」のホワイトカラーをテーマにした報道の後ろに置いた”
●11月3日、「半島都市報」が、”北京晨報が報道”として、このデータを転載し、多くのHPで転載
●11月4日-5日,全国各地の各メディア、各大型サイトのBBSで相次いで転載された。地元の状況を鑑みて、データが実情と異なるという疑問が出され、同時に、ネットユーザーが、このデータは古いスレッドによるものであることを指摘。
●11月6日、データの信憑性に疑いをもったメディアが、社会科学院を訪れた後、ホワイトカラーの給与水準は、社会科学院が発表したものではないことを掲載、報道で明らかにした。
専門家が口をすべらせたと思っていた社会科学院
再度専門家にメディアのインタビューを受ける時は慎重になるように注意を則すと表明
昨晩、記者が電話で、社会科学院の内部関係者にインタビューしたところ、社会科学院は、現在この「ホワイトカラー給与水準」がどこからきたものなのかまだわかっていないという。社会科学院の専門家が、不謹慎にも口を滑らし、メディアに直接、社会科学院の名義で発表されたと推測していたという。
記者は、社科院宣教処の関係者にインタビューしたところ、社会科学院専門家個人が発表した論文、観点は、社会科学院を代表するものではなく、個人の観点であり、社科院は、再度、専門家がメディアのインタビューを受ける際は、慎重に鳴らなければならないと注意を即しているという。彼ら自身が特殊な身分にあり、その発言は一般人と違い、異なる影響を引き起こすためである。
近日、全国の各大手メディアが、「中国社会科学院が2007年全国主要都市ホワイトカラー給与水準を公表」とする統計データを報道し、最近の熱いニュースとなっていた。
このホワイトカラー給与水準は、巨大な争議を引き起こし、各界は社科院がこのようなことをして何しているのだと批評すれば、一方では、各都市でデータと実際の状況が合致しないとの認識がされていた。たとえば、「合肥」。「この給与水準に照らし合わせれば、全城鎮企業で働いている職員がホワイトカラーの列に入ってしまう」。あるネットユーザーは、「社科院は本当に何でも統計できる」と感慨していた。
このデータは、社科院が発表した水準とあるが、社科院自身は何もしらない。実際、全国のメディアとネットユーザーは、激しく討論し、疑問を呈した時、社科院自身も疑っていた。11月5日の早朝、社科院の公式サイトでのホームページのわかる位置に、「ホワイトカラーの水準を定めるのに意味があるのか」というテーマの一部報道が転載されており、文書の中で、数人の専門家がこの基準を猛烈に批判しており、直接社科院に「でたらめ」だとも訴えている。
本記者が調査すると、このホワイトカラー給与水準は実際、一番古いもので2005年10月に貼られたあるBBSが元になっている。1、2年前のスレッドが、どうやって全国で物議をかもしだす大ニュースになったのか?
サイトの特集でホームページを引用
記者によれば、最も早くこの流れ出して久しいデータが時事ニュースになったのは、某サイトの今日の話題欄11月2日付けの「あなたの給料はホワイトカラーとして十分ですか」という特集である。この特集の詳細表題ページに、「2007年全国主要都市ホワイトカラー給与水準」と題して、2007年11月1日「北京晨報」のホワイトカラー生活の現状に関する報道が転載され、かつ「中国社会科学院が、2007年の全国主要都市ホワイトカラー給与水準を公表」と附属されていた。
しかしながら、実際は、11月1日およびその前の「北京晨報」でも、この水準を発表したことがなく、このホワイトカラーの生活状況の報道が北京晨報のものにすぎなかった。しかもそれは、7月29日の報道で、タイトルは、「60%のホワイトカラーの週末の支出は200元にすぎない」で、給与水準とは完全に無関係であった。
最初は、ホワイトカラーの焦りを反映したもの
当時同サイトを制作した編集責任者によれば、このテーマの企画の原点は、自分が、ネットで見た「ホワイトカラー・あなたは自分をそうだとおもってる?」というスレッドからで、スレッドでは、「中国社会科学院が、2007年の全国主要都市ホワイトカラー給与水準を公表」をめぐって、ホワイトカラーの仕事上の焦りについて討論が行われていた。
「この企画のテーマを選んだのは、ホワイトカラーの焦りに注目していたから」とのこと。その後、検索で、「給与水準」の調査データが実際にネット上で広く流布されているのを発見し、テーマの中で、このデータを引用、「北京晨報」の報道の下に置いたという。
サイトに出現した2007年11月1日というこの時間については、当時このテーマを制作した時間で、「北京晨報」の報道がされた時間ではないとのこと。
「北京晨報」が自分の報道を転載
サイトにとっては、ホームページをニュース報道の後ろにつけるべきではない小さな問題にすぎなかったが、しかしながら、多くのメディアとサイトが、事実を確認せずに、「北京晨報」を、この給与水準の情報源として率先して明かにし、各地元メディアががさらにその地方ごとの水準に対し現地に対応した報道を行った。
率先してこの水準を転載したのは、「半島都市報」で、11月3日、同新聞では、A2版で「青島月収4000元でこそホワイトカラー」というタイトルの報道を発表。タイトルには注意書きがあり、この報道は、北京晨報を根拠とするとの字面があった。
当日この版の責任編集者が、本記者のインタビューを受けて答えたところ、11月2日の夜に、現地のニュースサイトで、この報道を見て、報道内容の意義を考慮した後、現地化した転載を行い、データの真実性については、「時間が遅く、同時に、北京晨報との報道を見たため、問題はないと考えた」という。
11月4日から、本紙を含めた国内の全国数百社以上のメディアと数千以上のサイトで広く転載、報道された。この日から、「本紙による」、「北京晨報」による等の方法で、各種の現地化された報道が、ことなる方法で、それぞれの都市のホワイトカラーの生活水準をはっきりと表し、ひいては新華ネットでさえもこのデータを転載し、後に、さらに多くのメディアが権威を情報源として転載し始めた。
おもしろいのは、全国のメディアが「北京晨報」の報道を転載しているのに、「北京晨報」自身も11月5日に、トップ頁と2版でこのニュースを「転載」していることだ。
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(11月6日 南方都市報)