昨晩9時までで、今月1日より中国国内で上映が開始された李安監督の映画『色戒』(日本語タイトル:ラストコーション)の杭州興行成績が110万元を突破したとのこと。この数字は、4日間で130万元の興行成績をたたき出した去年9月の馮小剛の『夜宴』に少し劣る。制作側の予定では、『色戒』の正規盤DVDは、映画が世界で配給された6ヶ月後に登場するという。
20分に1回『色戒』
ここ3日連続、杭州の各映画館の90%を超える観衆が、『色戒』のためにやってきたことがわかる。映画館は、この映画のために、20分に1回上演しており、1日に10回もない「女王」や「十分愛」など人気ではない映画と明らかに違いがある。
浙江星光院線総経理、富梅芳氏によれば、2ヶ月連続映画館の興行成績は低調だったが、『色戒』で人気を取り戻したとのこと。「ここでは『色戒』の初日から4日間での興行成績は25万元を突破した。この成績は今年では『トランスフォーマー』、『ハリーポッター5』といった外国作品のみが達成していて、去年の9月に上映された『夜宴』も同じぐらいでした。しかし『色戒』は文芸作品であるので、上映の時期が『夜宴』よりも少し悪い」
奥斯卡電影大世界の童社長も、『色戒』に対して絶賛してやまない。「この映画は、当社映画館では60%以上の入場率で、これは11月の興行成績が悪い時期では、とても珍しい。現在の状況から見ると、この映画の国内興行成績は億を超えるだろう」と話した。
さらに、昨日記者が、制作側である安楽电影から得た情報によれば、『色戒』の正規盤DVDは、映画の世界配給6ヶ月後にやっと登場するという。
海外2作品の上映が延期
『色戒』の他に、今月は海外2作品が上映される予定である。ブルース・ウィリス主演の『ダイ・ハード4』とマッド・デイモン主演の『ボーン・アルティメイタム』。ハリウッドの有名シリーズ最新作として、この2作品は海外で優秀な興行成績をおさめている。しかし『色戒』に制限を受けて、この2作品もまだ宣伝を始めていない。
昨日、中影は、もともと11月9日上映予定だった『ダイ・ハード4』は11月15日、『ボーン・アルティメイタム』と同時に上映されることを明らかにした。『ダイ・ハード4』の上映時期をずらしたことについて、中影は、明確な説明をしていないが、業界関係者は、明らかに『色戒』を避けるためとみている。しかも11月末から、国産のお正月映画の競争が幕を開ける。今年の海外作品の締めとして、『ダイ・ハード4』と『ボーン・アルティメイタム』はつらそうだ。
困っているのは、年末に登場予定の小さな制作会社が制作した国産映画だ。映画館のスケジュールから見ると、11月下旬から『我叫劉躍進』、『鳳凰』(中井貴一主演)、『戦・鼓』、『花花刑警』等の国産の映画が相次いで上映される予定である。『色戒』の興行成績が順調で、同時期に『ダイ・ハード4』『ボーン・アルティメイタム』の海外2作品に挟まれて、これらの映画の興行成績は、あまり期待できそうにもない。
正月映画の戦いが静かに開始
映画マーケットの正月商戦は11月末から始まる。しかし馮小剛の『集結号』、陳可辛の『投名状』等の大作が、既に宣伝攻勢を始めている。馮小剛は「スターの動員力は、私に及ばない」という発言をしており、極力映画館で『集結号』を見るようにかまけていない。『投名状』の主演であるアンディー・ラウは、監督と相手役の徐静蕾と撮影の裏話を語っている。
この2作品以外にも、ウォン・カーウァイの『マイ・ブルーベリー・ナイツ』も12月22日の上映が基本的に確定している。ウォン・カーウァイは、ノラ・ジョーンズやジュード・ロウ等の俳優と一緒に国内のオープニングセレモニーに出演すると表明している。ウォン・カーウァイがこのように熱くなるのも実際珍しい。
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』は、ノラ・ジョーンズの初映画で、彼女の演技がどうであるかは観客の批評を待たなければならないが、ジャズのお姫様にジュード・ロウという陣容は、絶対に豪華と称するに値する。ウォン・カーウァイによれば、今回のストーリーはシンプルで、「英語を話しているけれども、中国のストーリー」だという。
この3大作以外にも、阿甘が監督を務める『大電影2』、『爱情呼叫転移』の続編『命運呼叫転移』も勇敢に正月作品に突き進む。
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(11月5日 今日早報)